2023年10月から施行されたステマ規制について、今回はあらためて解説していきます。
そもそもステマ規制とは
広告や宣伝であることを隠して行うマーケティング、すなわちステルスマーケティングが、2023年10月1日から景品表示法違反となりました。
雑誌や新聞、テレビやラジオ、WEB上での広告・宣伝も該当します。
例えば、SNSなどでインフルエンサーを起用した商品紹介。一時期、こういった手法が横行してネットで炎上しましたが、これもステマ規制の対象になりました。
例えば有名人が個人の感想として「コレいい!」というのはOKですが、企業が有名人にお金を払ってSNSに投稿してもらうのはNG、ということになります。
もちろん一般の人も例外ではありません。口コミを装ったSNS投稿やレビュー投稿も規制対象になってきます。
今年6月にはステマ規制による初の行政処分事例も
少し前のブログでも紹介しましたが、「Google口コミで★4以上の評価をしたら、インフルエンザワクチンの接種料金を550円割り引きます」と患者に持ちかけた医療法人が措置命令を受けました。
こうした、企業側から消費者への口コミ投稿の働きかけも対象になるということです。
ちなみに措置命令に従わない場合、2年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金、またはこれらの併科の対象となります。
以下に、口コミ投稿で規制の対象と考えられる例を挙げてみます。
・値引きや景品などの特典で、お客さんに良い口コミを書いてもらう
・サクラを使って口コミを増やすMEO業者に依頼する
・事業者が客を装って投稿する
こうして増やした口コミは罰則の対象になるため、今すぐ削除するのが賢明です。
ライター/森谷政行宝島社での編集勤務を経て、フリーのライター・編集者に。KADOKAWA、講談社、宝島社などで情報誌、ファッション誌などの執筆を手掛ける。


