Googleでキーワード検索すると、それに対して生成AI(人工知能)が情報を提示する「AI Overview」というサービスが2024年8月から開始されました。
検索結果のページ上部に「AIによる概要」というのが出てくるようになったのが、コレです。
で、ちょっと調べものをしていたところ、「いやいやちょっと待てーい!」と言いたくなるような生成AIによる回答を発見してしまいました。
Web制作会社の逆張りコラムをAIが引用?

これですね、文末にリンクマークがありますよね。これを押すと引用元が表示されるのですが、どうやらホームページ制作会社が書いたコラムを引用・要約したっぽいんですよね。
はっきり言います。「あまり気にせず、楽観的に構えて」よいわけがありません。
ありえない逆張り意見、その中身とは?
引用元のコラムを読むと、次のような理由らしいです。
人間の心理を考えれば悪いクチコミの方が増えやすい
これはたしかにそうです。
でも、気にしなくてよい理由にはビタイチなりません。
悪い評価を放ったらかしにしておけば、お客さんは良い評価のお店に流れてしまいます。
また、そこにサービス向上やスタッフ教育のヒントがあるかもしれませんし、改善することは今後の悪い評価を防ぐことにつながります。そこは気にして目を向けたほうがよいです。
そもそもGoogleマップの悪いクチコミは見られていない
これ、なんの根拠があるんでしょう。謎です。謎すぎます。
ちょっと調べればGoogleクチコミが参考にされているという調査結果がわんさか出てきます。
- 「クチコミを参考にしたことがありますか?」ある66.2%
- 「お店選びで参考にするインターネットの情報」マップサービスが79.3%
- 「良いクチコミも悪いクチコミも同じくらい見る」67.4%
悪いクチコミが見られてない、というのは暴論すぎです。
Googleマップのクチコミ機能は崩壊しつつある
ちょっと何を言っているのかわかりません(笑)。
Googleはスパム対策や不正投稿の検出にかなり力を入れてますし、クチコミ投稿も数年前よりかなり活発になっています。
Googleマップにクチコミ機能が登場してから約10年。これほど充実してきたサービスをGoogleが廃止すると思います?
結論。やっぱりありえない
これをなぜ生成AIがピックアップしているのか、本っ当に不思議で仕方ありません。
そもそも同業他社や悪徳MEO会社などによる、悪意のある嘘や事実無根の書き込みは偽計業務妨害の対象になります。
そのような場合は弁護士に依頼して、情報開示請求の手続きをとるなど対策を講じたほうがよいです。「あまり気にせず楽観的に構えてよい」と言い切ってしまうのはプロとは思えません。
ネット上にはこんなトンデモ理論も転がってますので、情報収集には注意したいですね。
ライター/森谷政行宝島社での編集勤務を経て、フリーのライター・編集者に。KADOKAWA、講談社、宝島社などで情報誌、ファッション誌などの執筆を手掛ける。


